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統計学を拓いた異才たち

副題 経験則から科学へと進展した一世紀
David Salsburg著、竹内恵行、熊谷悦生訳

個人的なことで恐縮だが、統計学にはいつも悩まされる。そんなに難しい統計学は要求されていないはずなのだが。ある手法を適用してそれらしき答えが出るのだが、本当にこれで良いのか、専門家が見たら全くばかげた手法を取っていて、とんでもない落とし穴に嵌っているのではないか、と考え始めると、きりがない。(で、勉強したことは、ちょっと時間が経つとすっかり忘れてしまい、次の時にはまた一から勉強しなおし...)

統計学は数学を利用しているが、数学そのものの本質とは別物である。不確実なもの、確からしさというもの、をどのように比較・評価するか、という目的のために作り上げられた世界だ。

この本は、そのような世界を作りあげていく過程の物語を、数式なしに描いたものである。これを読めば、不確実な世の中のふるまいがわかる・・・かもしれない。

価格
2200+税
ISBN
4532351944商品を見る
発売元
日本経済新聞社
原題
The Lady Testing Tea