宮澤賢治 あるサラリーマンの生と死 (集英社新書 461F)
宮澤賢治の晩年は、東北砕石工場という会社のサラリーマンであった。東北砕石工場は石灰岩を販売していたが、社長の鈴木東蔵は困窮する農村を救済するべく様々な努力をこれまでしてきていた。一方、賢治は、盛岡高等農林学校(現岩手大学農学部)を卒業し、地質調査を行っていたこともあり、その学術知識を生かして様々な場所の農地のための肥料設計を無報酬で行っていた。あるとき、鈴木東蔵は、賢治の世話で石灰などの注文が肥料店から来ていたことを知り、二人は農村救済の理想の下、意気投合する。そして、賢治は東北砕石工場の技師として、セールスや技術指導に、病弱な身体を押して邁進する。
賢治の残した膨大な書簡から、サラリーマンとしての賢治の生き様を浮き彫りにした本である。
賢治の残した膨大な書簡から、サラリーマンとしての賢治の生き様を浮き彫りにした本である。
- 商品名
- 宮澤賢治あるサラリーマンの生と死 (集英社新書 461F)
- 価格
- ¥714
- 著者
- 佐藤 竜一
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2008-09-17
- URL
- http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204618/kanshin-1-22/ref=nosim