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カップヌードルごはん・シーフードヌードル味

カップヌードルを食べる時、どうしてもスープだけ残ってしまいそして何となく食べ足りない時に、そこにご飯を入れたことはありませんか? 私はあります。そのような原始的衝動を製品にしたものです(?)。

いや、真面目に考えると、即席ラーメン、カップラーメンなど、世の中になかった新しい食品を作り出してきた日清食品、現在の業界のガリバーの地位に甘んじることなく、全く違った食品を作り出そうとする努力が、ここ数年の電子レンジ食品となって結実しているものと思います。カップラーメンのブランド力をバックにしながらも、実は全く別物である、カップヌードルごはん、ついに食べてみました。

紙箱の中には、かやくと味付けの素、ライス、仕上げ香味油の3つの袋があります。まず箱に水を入れ、かやくと味付けの素を入れます。そして、ライスを入れ、ライスが水によく浸るようにかき混ぜれば、蓋をして電子レンジかけるだけ。ただ、500Wで5分半、さらにそんまま1-2分蒸らすと良い、ということでその通り作ってみました。開けたら香味油をかけてできあがり。

勝手な思い込みでスープご飯のイメージを持っていたのですが、こ、これは、シーフードヌードル味の炊き込みご飯です!そして具材もいかや貝柱などシーフードヌードルそのままのお馴染みの面々。良く食べ慣れた味ですが、炊き込みご飯と考えれば全く別の食品。絶妙な商品を良く考えたものです。納得しながら一食いただきました。

一食あたり、エネルギー 395kcal, 蛋白質 8.8g, 脂質 4.7g, 炭水化物 79.4g, ナトリウム 730mg(食塩相当量 1.9g)


食後に考えたのですが、味はシーフードヌードルそのまま、香味油をかけることによって、本来の味を忠実に再現しているように思います。でも、これだけのブランドイメージはすでにあって、商品の浸透力が強いですから、もう少し、味を薄くして、カップヌードルを思い出せる炊き込みご飯でも良いように思いました。麺+スープだとあれくらい強い味でも良いのですが、炊き込みご飯としては少しインパクトが強いように思えるのです。また、カップヌードルごはんの素、という炊き込みご飯の素に展開してもネタ的には売れるのではないかとちょっと思いました。

でも、ブランドサイトを覗くと、上で書いたようなこともすでに社内では議論済みのようですね。開発ストーリーなどのコンテンツも面白いです。この成功を基に、さまざまな展開が出てくるのを待っています。なお、ブランドサイトのイメージ写真のように大きな具がごろごろ入っているわけではありません(笑。twitterカップヌードルごはんなう, blog, FMラジオでキャンペーンも進行中です。

あまりの売れ行きに4日間で一時販売休止となり、私も入手が危ぶまれましたが、blancheさんに教えてもらい無事にゲットしました(ありがとうございました)。どれほど売れ続けるかはわかりませんが、少なくともこの成功で電子レンジご飯のジャンルが拡大する基盤は整ったと思います。
価格
250円(税別)(希望小売価格)
メーカー
日清食品
年(代)
2010年8月16日近畿地区発売