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関心空間のサービス終了に伴い、キーワードを移行してきました。更新できるかはわかりませんので、取りあえず物置でしょうか...

ビデオプレーヤー/ネットワークメディアプレーヤー LinkTheater LT-H90シリーズ

ビデオプレーヤーという製品名ですが、各社呼び名は様々です。ネットワークメディアプレーヤーの呼び名が多いようですが、定義としてはDLNAクライアントと呼ばれるべきものです。

DLNAとは、ネットワーク上のサーバにある動画や音声ファイルをテレビで見るための規格です。動画ファイルを置いておくサーバをDLNAサーバと呼び、例えば最近のNASにはDLNAサーバ機能が搭載されています。そして、DLNAクライアントとは、DLNAサーバ上の動画リストを表示して再生するための装置です。このキーワードの機械は単体でDLNAクライアントですが、最近の高価格テレビにはDLNAクライアント機能もついていて、このキーワードのような単体のクライアントは必要ありません。費用の点からテレビを買い換えられない場合には、映像をテレビに映像+音声信号として出力するDLNAクライアントが必要となります。

LinkTheater LT-H90シリーズ は、2007年秋に発売になったばかりのbuffalo製DLNAクライアントです。型番末尾にLANの付く有線専用モデルと、WNの付くLAN+無線モデルがあります。WNモデルを購入しました。
(末尾がDTVのLAN+地デジチューナモデルも2008年夏に追加されました。)

ネットワーク側の接続は有線(100TX/10T)または無線(Draft11n, 11a/g/b)、テレビ側の出力はHDMI、コンポジットRCAD端子、アナログ音声RCA、デジタル音声光です。(S端子はない。)

対応動画は、H.264(最大15Mbps)、MPEG2(最大25Mbps)、WMV9(最大8Mbps)、MPEG4(最大5Mbps)。

DLNAサーバの動画を再生するDLNAクライアント機能に加えて、普通のNASの共有フォルダ内の動画・音声ファイルも再生できます。また、USBにカードリーダーをつなぐと、ハイビジョンビデオで記録したAVCHDもテレビにHDクオリティで映せます(ビデオプレーヤと名前を変えたのはこの機能を宣伝するためかも)。

HDDレコーダーに溜まったファイルをDLNAサーバ機能を持つNASに移し、それをパソコンを使わずにTVで見るために購入しました。

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LT-H90WNに決めた理由、は、大したことではなかった。(メーカの人、ごめん)
そもそもDLNAクライアント単体のバリエーションは少ない。対抗馬は、アイオーデータのAV-LS300DW(2006年発売)。あとは玄人志向とか...。
どの動画ファイル形式が再生できるかはクライアントによって決まるので、仕様を穴の空くほど見つめて慎重に選ぶべきなのだが、動画をあんまり活用していないのでそのへんのこだわりがない。事前リサーチも充分ではなく、たまたま寄った店で衝動買いという無計画っぷり炸裂です。たまたま行った店にはこれしか置いていなかったというのが真実。自分を納得させた言い訳は、発売日が新しいので多くの形式に対応しているに違いない、ということ。LT-H90WNは2007年11月、AV-LS300DWは2006年です。但し、AV-LS300DWもファームウェアのアップデートでほぼ同等性能になっているらしい。もしAV-LS300DWしか店頭になければ、手持ちのDLNAサーバLANDISK Home HDL4-G2.0/Mと同じメーカという理屈をつけてそっちを買ったに違いない。

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現状の問題点(2008.1.2.)
なぜか、DLNAサーバのリストにLANDISK Homeが出てこない。パソコンに当機付属のDLNAサーバソフトを入れるとパソコンとLANDISKの両方が現れるのだが。こんな基本的なDLNAの互換性が保たれていないはずはないので、自分の飲酒セッティングによるミスでは?と思うのだが、いくら考えてもすべての設定に間違いはないはず。サーバもクライアントもファームウェアは最新、単体では動作確認OKということで、原因不明。とりあえずDLNAではなく共有フォルダのファイル再生機能を使って動かしています。ということで中途半端な話ですが、進展があればまたご報告します。
→2008.1.18付けのシステムアップデートをかけると、無事にLANDISK HomeのDLNAサーバが検索されて表示されるようになりました。しかし、実際のディレクトリ構成が反映されず全てのムービーファイルが一覧表示されるので、スクロールが長大に・・・。こんどはDLNAの仕様とも関係しそうですので、サーバ側で何かできるのか、それとも仕様なのか、改善策を研究します。

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アップデートについて(2008.4.29.)
ほぼ3ヶ月ぶりにシステムアップデートをかけました。ファイルサーバ上の映像を見るだけの機能しか使っていないので特に不満はないのですが、新しいアップデートに気がつくとかけたくなるのが人情(いや、人柱か)、というわけで、メニューからGO! 経過のパーセンテージは順調に進んだが、最後の再起動中です...からいつまで経っても再起動しないまま。パソコンと違って家電はあわてるとろくなことがないからと思いながら気長に放置。30分後に帰ってきてもまだそのまま...アップデート中に強制再起動で起動しなくなったら有償修理だし、と思いながらも、気合い一発電源プチ。無事に起動しました。こういうの、前にもあったような。ダウンロード中やアップデート中の強制再起動は致命的なので、充分待ちましょう。
何回かのアップデートをサボっていたが、その間には、大量のバグフィックスと機能追加があります。同社製LinkStation/TeraStationの連携も強化されているようです。私にとって意味がありそうなのは、パスワードのかかっている共有サーバのコンテンツにアクセスできるようになったらしいことです。
しかし、今になって考えると発売直後はまるで試作機みたいなものだったですね。

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レビュー記事(2008.5.26.追記)
ITmedia +Dに、坪山博貴さんの、実は自腹ですレビュー「DTCP-IP対応でAV機器の仲間入り、バッファロー「LT-H90」を試す」という記事が5/26付けで出ました。ハイビジョン環境には縁がないので本質的な理解をしていませんでしたが、DTCP-IP対応という視点を改めて認識しました。ちなみに、記事中では、デジタルメディアアダプタ(DMA)という呼称も。http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/...

他にもいくつかレビューが出ているのを発見しました。
2008.4.18.付 価格comマガジン、小寺信良のGadget2go! なんでも再生機、Buffalo 「LT-H90シリーズ」 http://kakaku.com/magazine/column/...
2008.5.11.付 物欲魂、物欲レビュー 暫定最強DLNAクライアント(DMA)?「BUFFALO LinkTheater LT-H90LAN」 http://www.butsuyoku.net/review/...

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シリーズに地デジチューナー内蔵モデルLT-H90DTVが追加されました。有線のみで地デジチューナ内蔵です。チューナー内蔵というのは面白い展開だと思います。(2008.7.12.追記)
価格
31,700円定価
メーカー
Buffalo
年(代)
2007年11月下旬発売開始