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ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには

事故が起こった時、その原因はどこにあるのかが世間の話題になるのだが、特に近年は、真っ先に警察や検察が個人の責任を追及し、メディアもその個人を取り上げ、「こんなことありえない」などと吊し上げることが多い。

果たしてこのような風潮が、本当に社会のためになっているのか? 本当に真実を知る助けになっているのか? 事故の再発に役立っているのか?

この本の帯には「『前向きな責任』の取り方とは?」とある。事故の結果がフィードバックされて社会に還元されるのに本当に裁判は役に立っているのか?

推薦の言葉 安全文化構築への画期的提言(柳田邦男)
まえがき
プロローグ
第1章 なぜ公正な文化が必要なのか?
第2章 失敗をとがめるべきか許すべきか?
第3章 報告の重要性と報告のリスク
第4章 情報開示の重要性と情報開示のリスク
第5章 すべての失敗は同等か?
第6章 後知恵による責任追及
第7章 悪いことをしていなければおそれる必要はない?
第8章 検察官がいなければ犯罪は存在しない
第9章 裁判は安全を害するか?
第10章 公正さを追及する裁判の関係者たち
第11章 公正な安全文化に対する三つの問い
第12章 「個人かシステムか」から「システムの中の個人」へ
第13章 公正な文化を構築するためのアプローチ
エピローグ
監訳者による解説とあとがき(監訳者のページで公開されています


関心空間内ではこちらにも書いています&書かれています→私の本部当直タツミさんの本部当直


商品名
ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには
価格
¥2,940
著者
シドニー デッカー
出版社
東京大学出版会
発売日
2009-10-29
URL
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130530178/kanshin-1-22/ref=nosim